セーフティオフィサ(SO)資格認証制度
企業として必須の「安全」に関する知識保有と理解を認証するマネージメント安全資格です。
安全マネージメントの向上により職場のウェルビーイング(Well-being)に貢献
セーフティオフィサ(SO)資格認証制度とは
セーフティオフィサ(SO)資格認証制度は、企業トップを含む経営層及び管理者層やスタッフ層の安全に対する知識の保有や理解の確認を目的とした要員教育認証システムです。国際的にも通用する資格として普及推進しています。このセーフティオフィサ(SO)資格者と国際安全規格に基づく機械安全の知識・能力を有するセーフティアセッサ(SSA/SA/SLA)資格技術者などが全社的に協力することにより、企業全体の安全化への推進効果が高まり、安全性だけでなく生産性の向上など 、企業の成長や企業価値向上をもたらす効果が期待できます。
職務に応じた三つの資格区分
職務に応じて必要とする知識・能力の保有により三つの資格に区分されています。
セーフティエグゼクティブ(SE)資格…経営者層の方対象 | |
安全に対する正しい知識と深い見識を持ち、CSO(チーフ・セーフティ・オフィサ)等の立場で安全経営においてリーダーシップを発揮し、全社に対して安全を推進できる能力と強い意志を有する。 | |
セーフティマネージャ(SM)資格…管理者層の方対象 | |
安全に対する正しい知識と見識を持ち、安全の指導者、監督者として、社員に対して安全に関する取り組みを正しく指導、推進できる能力と意志を有する。 | |
セーフティスタッフ(SS)資格…スタッフ層の方対象 | |
安全に対する正しい知識と認識を持ち、会社の安全方針や取り組みに則して主体的に行動することができる。 |
各資格区分に要求される力量「知識及び技能を適用する能力」の保有を評価し認証します。
資格 | 知識要件の概要 | 理解 | 意志 |
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セーフティ エグゼクティブ | ・安全の用語等基本的知識を有すること ・安全の基本概念、重要性を理解していること ・安全の経営的意義を理解していること | ・災害、事故の防止に対する 自己の責任への理解 | ※安全経営に対するリーダー シップと関与への強い意志を有する |
セーフティ マネージャ | ・安全の用語等の知識を有すること ・安全の概念を理解していること ・リスクアセスメントの知識を有すること ・3 ステップメッソドの知識を有するこ ・安全技術の基本的知識を有すること | ・災害、事故の防止に対する 自社の施策への理解 | ※安全の指導者・監督者として、 安全対策の展開、指導・推進する 意志を有する |
セーフティ スタッフ | ・安全の用語等の基本的知識を有すること ・安全の基本概念を理解していること ・リスクアセスメントの知識を有すること | ・企業の安全活動への理解 | ※会社の安全に関する取り 組みに対して積極的に参 加、協力する意志を有する |
「安全四学」の履修により必要な安全知識を習得
各資格区分に必要な安全知識の習得と理解は「安全四学」の中から選定された科目を履修することにより得られます。
安全四学 | |
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基礎安全学 | 経営安全学 |
・安全の大前提と安全の目標 ・安全とリスクの定義 ・安全と価値観 ・安全における役割と責任 他 | ・企業にとってのリスクと安全 ・安全・安心に向かう時代の潮流 ・企業の競争力は安全にあり ・安全性と生産性 他 |
社会安全学 | 構築安全学 |
・安全と社会制度 ・安全のための法律と規制 ・安全と責任 ・安全の新しい時代 他 | ・安全学における技術的側面 ・リスクアセスメントの考え方 ・リスク低減と3テップメソッド ・和の安全と安全学 他 |
◆講師は安全学の第一人者、向殿政男教授◆
■主な職歴
1989年 | 明治大学理工学部情報科学科 教授 |
2002年 | 明治大学理工学部 学部長 |
現職 | 明治大学 名誉教授(工学博士) セーフティグローバル推進機構会長 |
■その他主な役職
厚生労働省 | 社会資本整備審議会昇降機等 事故調査部会長 |
経済産業省 | 消費審議会製品安全部会長 |
消費者庁 | 参与 |
■表彰受賞
- 経済産業大臣表彰受賞
- 厚生労働大臣表彰受賞
- 国土交通大臣表彰受賞
- 安全功労者内閣総理大臣表彰受賞
SO資格に必要な力量とは
SO資格に必要な力量(知識や理解)の要件は、基礎安全学、経営安全学、社会安全学、構造安全学で構成される「安全四学」の中で、各資格区分に応じた要求項目として定められています。
IGSAP S04セーフティオフィサ資格制度規程
IGSAP OD04セーフティオフィサ資格制度規程-認証手続規則
学習から受験までの流れ
◇セーフティオフィサ(SO)資格は、(一社)セーフティグローバル推進機構(IGSAP)が資格認証基準を制定、制度化し、日本認証株式会社(JC)が運営しています。
◇セーフティオフィサ(SO)資格は、e-ラーニングとWBT(Webによる試験)により時間、場所に制限されることなく取得することができます。
◇セーフティオフィサ(SO)資格認証制度 紹介パンフレット
SO資格制度の詳細(学習~受験)は以下のJCホームページでご確認ください。
https://www.japan-certification.com/certifying-examination/safetyofficer/
資格者数・企業数・企業一覧は以下のJCホームページをご覧ください。
https://www.japan-certification.com/certifying-examination/qualification_transition/