認証制度

セーフティオフィサ(SO)資格制度

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企業として、また事業運営に必須の「安全」に関する知識保有と理解を認証するマネジメント系安全資格です。
安全に関するマネジメント力により職場のウェルビーイング(Well-being)の向上が期待できます。
この資格認証制度は、セーフティグローバル推進機構(IGSAP)が資格認証基準を制定・制度化し、日本認証株式会社(JC)が運営しています。

セーフティオフィサ資格制度とは

セーフティオフィサ資格制度は、企業トップを含む経営者層、管理者層、実務者層の安全に対する知識の保有や理解の確認を目的とした要員教育認証システムです。

セーフティオフィサ資格者が、各階層に存在することで、企業あるいは事業現場における安全化や安全文化構築への推進効果が高まり、職場のウェルビーイング(Well-being)の向上を図ることができます。

セーフティオフィサ資格の対象分野

セーフティオフィサ資格は、製造業を中心とした産業安全分野および、
建築・土木を対象とした建設安全分野があります。

セーフティオフィサ資格者の推移

セーフティオフィサ資格保有者の累計推移は3,400名に達しています。(2024/4/1現在)

※建設安全分野の建設セーフティオフィサ資格は、新設された資格で、2024年11月から受付が開始されます。

セーフティオフィサ(SO)資格区分および各資格の概要

産業安全分野

資格区分および資格概要資格者カード
セーフティエグゼクティブ(SE-G)
安全に対する正しい知識と深い見識を持ち、CSO(チーフ・セーフティ・オフィサ)等の立場で安全経営においてリーダーシップを発揮し、社員に対して安全を啓発できる能力と強い意志を有する。
セーフティマネージャ(SM-G)
安全に対する正しい知識と見識を持ち、安全の指導者、監督者 として、社員に対して安全に関する取り組みを正しく指導、推進できる能力と意志を有する。
セーフティスタッフ(SS-G)
安全に対する正しい知識と認識を持ち、会社の安全方針や取り組みに則して主体的に行動することができる。

建設安全分野

資格区分および資格概要資格者カード
建設セーフティエグゼクティブ(SE-C)
建設安全に対する正しい知識と深い見識を持ち、事業責任者(経営者)として、安全経営のリーダーシップを発揮し,安全に関するオープンなコミュニケーションと高い安全文化を継続的に構築する能力と強い意志を有する。
建設セーフティマネージャ(SM-C)
建設安全に対する正しい知識と見識を持ち、安全の指導者、監督者 として、安全に係る課題に対して、リスクアセスメントの運用等により、職務従事者に組織活動を正しく指揮、推進する能力と意志を有する。
建設セーフティスタッフ(SS-C)
建設安全に対する正しい知識と認識を持ち、管理実務者として組織の安全方針、安全活動の主旨を理解し、安全に係る課題の解決に向けて、リスクアセスメントの成果を基に、安全管理実務を遂行する能力を有する。

セーフティオフィサ(SO)資格の対象者

産業安全分野

資格区分資格対象者
セーフティエグゼクティブ(SE-G)企業トップ、役員、経営幹部
セーフティマネージャ(SM-G)部門・部署などの組織責任者
セーフティスタッフ(SS-G)部署などの組織担当者

建設安全分野

資格区分資格対象者
建設セーフティエグゼクティブ(SE-C)発注組織の幹部
店社の経営幹部・責任者・管理者
建設セーフティマネージャ(SM-C)発注組織の責任者・管理者 工事組織の責任者・管理者
建設セーフティスタッフ(SS-C)工事管理組織の担当者

セーフティオフィサ(SO)資格者の力量

セーフティオフィサ資格者が必要とする力量(業務に必要な知識と技能)の概要です。

産業安全分野資格者に必要な力量

資格知識要件の概要理解意志
セーフティ
エグゼクティブ
(SE-G)
  • 安全に関する基本的知識安全の基本概念に対する知識
  • 安全経営、安全マネジメントに対する知識
  • 安全の基本概念と重要性に対する理解
  • 災害、事故の防止に対する自己の責任への理解
  • 安全経営に対するリーダーシップと関与への強い意志を有する
セーフティ
マネージャ
(SM-G)
  • 安全に関する全般的知識
  • 安全の概念、安全方策に対する知識
  • リスクアセスメントの知識
  • 3ステップメッソドの知識
  • 安全技術の基本的知識
  • 安全の概念と安全方策に対する理解
  • 災害、事故の防止に対する自社の施策への理解
  • 安全の指導者・監督者として、安全対策の展開、指導・推進する意志を有する
セーフティ
スタッフ
(SS-G)
  • 安全に関する基本的知識
  • 安全の基本概念に対する知識
  • リスクアセスメントの知識
  • 安全の基本概念に対する理解
  • 企業の安全活動への理解
  • 会社の安全に関する取り組みに対して積極的に参加、協力する意志を有する

産業安全分野資格者に必要な力量

資格知識要件の概要理解意志
セーフティ
エグゼクティブ
(SE-C)
  • 安全用語および建設安全に対する正しい知識
  • 安全の基本概念、重要性に対する知識
  • 安全経営に対する知識
  • リスクアセスメントおよびリスクマネジメントの知識
  • 事業責任者(経営者)として安全に対する自己の責任と経営的意義への理解
  • 安全の基本概念と建設に関連する分野の特性の理解
  • 安全を取り巻く社会および自然環境等に関する理解
  • 安全に関するオープンなコミュニケーションと高い安全文化を継続的に構築する能力と強い意志を有する。
セーフティ
マネージャ
(SM-C)
  • 安全用語および建設安全に対する正しい知識
  • 安全の概念、運用・管理に対する知識
  • 安全の課題解決に対する知識
  • リスクアセスメントの運用に対する知識
  • 指導監督者として役割と安全に対する組織活動に対する理解
  • 建設分野の安全と課題解決に対する理解
  • リスクアセスメントの運用とその効果に対する理解
  • 安全を取り巻く組織および自然条件に関する理解
  • リスクアセスメントの運用等により、職務従事者に組織活動を正しく指揮、推進する能力と意志を有する。
セーフティ
スタッフ
(SS-C)
  • 安全用語および建設安全に対する正しい知識
  • 安全の概念、実務に対する知識
  • 安全の課題解決に対する実務的知識
  • リスクアセスメントの実施に対する知識
  • 実務者として組織の安全方針と安全活動への理解
  • 建設分野の安全と課題解決に対する実務的理解
  • リスクアセスメントの活用とその運用に対する実務的理解
  • 安全を取り巻く組織および自然条件に関する理解
  • リスクアセスメントの成果を基に、安全管理実務を遂行する意志を有する

セーフティオフィサ資格制度および力量について、以下規程を参照下さい。
IGSAP S04セーフティオフィサ資格制度規程

SO資格の取得のための学習から受験までの流れ

セーフティオフィサ(SO)資格は、e-ラーニングとWBT(Webによる試験)により時間、場所に制限されることなく取得することができます。

eラーニングによる学習

産業安全分野

産業安全分野では、安全の基本である「安全四学」について、eラーニングにより学習できます。

eラーニング講師
安全学の第一人者
向殿政男明治大学名誉教授
産業安全分野のカリキュラム
基礎安全学
  • 安全の大前提と安全の目標
  • 安全とリスクの定義
  • 安全と価値観
  • 安全における役割と責任 他
経営安全学
  • 企業にとってのリスクと安全
  • 安全安心に向かう時代の潮流
  • 企業の競争力は安全にあり
  • 安全性と生産性 他
社会安全学
  • 安全と社会制度
  • 安全のための法律と規制
  • 安全と責任
  • 安全の新しい時代 他
構築安全学
  • 安全学における技術的側面
  • リスクアセスメントの考え方
  • リスク低減と3ステップメソッド
  • 和の安全と安全学 他

建設安全分野

建設安全分野では、「安全四学」に加え建設安全について、eラーニングにより学習できます。

eラーニング講師は労働安全・建設安全に関するエキスパートです
建設安全分野のカリキュラム
基礎安全学
  • 安全の大前提と安全目標
  • 安全とリスクの定義
  • 安全における役割と責任
  • 建設分野における基礎安全学
経営安全学
  • 安全は価値だ
  • ヒューマンエラーと教育
  • マネジメントシステムとリスクアセスメント
  • 建設分野における経営安全学
社会安全学
  • 安全の社会制度
  • 安全と責任
  • 事故調査の機構・制度
  • 建設分野における社会安全学
構築安全学
  • リスクアセスメントの考え方
  • リスク低減と3ステップメソッド
  • 残留リスクの管理
  • 建設分野における構築安全学

Webによる受験

試験は、PC/スマホ/タブレットを使用してWeb上で受験することができます。

セーフティオフィサ資格制度の詳細(学習~受験)

セーフティオフィサ資格制度の詳細(学習~受験)は、以下のJCホームページでご確認ください。

セーフティオフィサ資格制度のパンフレット

セーフティオフィサ 産業安全分野(SO-G)のパンフレットです。(変更あり:作成中)