セーフティグローバル推進機構(IGSAP)では、人や社会の安全は、技術的側面、人間的側面、そして組織的側面のそれぞれが協調して、総合的(Holisticに)、統一的に取り組むべきものであると考えています。
世界では今、解決すべき持続可能な開発目標(SDGs)や産業のスマート化(第4次産業革命)、社会のスマート化(Society 5.0)等が提唱されています。これらの未来に向かう新しい諸活動には、「安全である」ことが大前提です。
新しい時代には、新しい安全の思想、技術、人間、組織に関する考え方が必要です。IGSAPは、世界と手を結びながら、これらの新しいニーズに適応した新たな安全の息吹を吹き込み、そして、その安全の実現に向けた活動を通して、社会の繁栄と人類の幸福に貢献することを目指しています。その一つが、現在、IGSAPが提案している協調安全という安全思想であり、協調安全をICTで実現するSafety 2.0という安全技術です。協調安全では、人、モノ、環境が情報を共有して、「安全」な環境の確保を基本として、「健康」で元気に、そして、安心して「ウェルビーイング」に仕事ができるようになることを目指しています。この「安全、健康、ウェルビーイング」という広い意味の安全の活動では、これまでの死傷者ゼロ、メンタル障害ゼロ等のマイナス領域をゼロにする活動だけでなく、生きがい、やりがいをもって前向きに仕事をするというゼロをプラスにする活動まで含む「ポジティブ安全」という考え方が背景にあります。
企業にとって「安全」は、持続的発展や成長に不可欠な要素です。顧客の安全、従業員の安全、企業経営の安全を願う企業及び経営者の皆さん、IGSAPのメンバーとして、新しい安全の実践、推進活動に積極的に参加してみませんか。「安全」による企業価値の向上に必ずお役に立てると確信しています。